文系SEまるがおのはたらく日々

新卒でSIerに入社した文系女子の生活を公開します。

アルゴリズムを捨てて基本情報技術者合格!!

CBT方式の基本情報技術者に合格しました!

2020年度1・2・3月度に実施された基本情報技術者試験(CBT方式)に合格しました。

私が実施した勉強法や勉強期間などを紹介していきます。

 

 

 

合格点数

■午前:83.75点

・テクノロジ:78%

・マネジメント:90%

・ストラテジ:95%

 

■午後:72.00点

・情報セキュリティ:100%

・ソフトウェア設計:33%

・経営戦略・企業と法務:100%

・データ構造及びアルゴリズム:28%

表計算:100%

 

私のスペック

受験時、SE2年目で基本情報を受験するのは3回目でした。

1回目は新卒で入社した4月。文系だったため「わかるわけない!」と思って勉強は全くしていませんでしたが、会社が全員分申し込むシステムだったので受験しました。

2回目は1年目の10月。勉強は2日前から始めました。本当は受験したくなかったのですが、会社に「受けません」と言うことができず、、。

もちろん2回とも不合格でした。

 

勉強期間と勉強法

私は午前試験を1月30日に、午後試験を3月3日に受験しました。

 

■午前試験

午前試験の学習を始めたのは1月1日です。1か月間、ひたすら過去問道場をやりました。平日は2時間、休日は5時間ほどです。私は大学で経営や会計を学んでおりストラテジが得意でしたので、最初は分野を簡単なストラテジに絞って学習を始めました。

★得意なところから勉強するとハードルが下がるのでお勧めです!

 

始めは正解率が40%でしたが、試験5日前には80%に到達しました。実際の試験でも同じくらいの点数が取れたので、少し勉強しすぎたかなと思います。

 

参考書は『キタミ式』を購入しました。私は重い本を持って移動することが本当に苦痛なので、キンコーズで5冊に分冊しました。(2,000円くらいかかります)

この本を最初から読むのは本当におすすめしないです。初めに出てくる数学系の分野でやる気をそがれます。むしろ数学の分野は読まず、過去問道場で丸暗記しましょう。

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和03年 | きたみりゅうじ |本 | 通販 | Amazon

 

過去問道場での1問1答がメインですが、よく出てくる問題(ディジタル署名とか)については参考書を見て理解を深めました。

 

■午後試験

午後試験の勉強は、1月30日に始めました。試験まで1か月あります。

選択したのは「ソフトウェア設計」「経営戦略・企業と法務」「表計算」です。

(試験には出てきませんでしたが「システム戦略」も勉強しました。)

 

まず初めに手を付けたのは表計算です。

『うかる!基本情報技術者[午後・表計算編]』を購入し、始めから読みました。

うかる! 基本情報技術者 [午後・表計算編] (日本経済新聞出版) | 岡嶋裕史 | コンピュータ・情報処理 | Kindleストア | Amazon

 

この本は本当にわかりやすいです!前半は業務でExcelを使う人なら読み飛ばせると思います。問題は後半です。後半は何回も読みました。特に問題に頻出する公式(垂直照合や照合一致など)は覚えましょう。

一通り読んだ後、この本を見ながら過去問に取り組みます。私は表計算だけで過去問を10回分解きました。

答えはこれだ!とわからなくても大丈夫です。選択式なので。これかこれだな、、と消去法にするところまでできれば、十分です。

 

そしてアルゴリズムについて。私は表計算と同じシリーズの本を、購入していました。

うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 2021年版 福嶋先生の集中ゼミ (日本経済新聞出版) | 福嶋宏訓 | コンピュータ・情報処理 | Kindleストア | Amazon

 

しかし、、この本は私にとってとても難しかった。。序盤の内容は易しめです。徐々に難しくなっていくので、読み進めることができる方は、ぜひ読んでください。一回読んでみてほしいです。

そして途中からもう読めなかった方!諦めましょう!!

私は諦めました。この本を理解するくらいなら、アルゴリズム以外で100点を取る方がマシ!と思いました。

 

そしてアルゴリズムを捨てても合格できるように、各分野で目標を決めました。

<目標>

・情報セキュリティ:80%(16点)

・ソフトウェア設計:80%(12点)

・経営戦略・企業と法務:100%(15点)

表計算:80%(20点)

アルゴリズム:20%(5点)

→合計:72%(68点)

 

実際は目標通りにはいきませんでしたが、合格することができました!

アルゴリズムを諦めても、合格は可能です。選択式なので。

実際の試験で、私はアルゴリズムの問題を1問も読まずにそれっぽいやつを選択しました。それでも28%も取れたのです。

 

またアルゴリズムを捨てることで、「試験時間が増える」というメリットがあります。通常、アルゴリズムにかける時間は40分ほどではないでしょうか。でも私は選択だけなので5分です。残った時間をほかの分野に回すことができます!

アルゴリズムを勉強しないという選択肢も視野に入れてはどうでしょうか。

 

※最初の1問でもわかるようになっておくとより安全なのは間違いないです。

※ほんとに1問目からわからんの人のみ推奨します。

 

その他の分野については、特に参考書は購入せず過去問道場で過去問を解きました。

情報セキュリティは14回分、ソフトウェア設計と経営戦略・企業と法務、システム戦略はそれぞれ10回分解きました。

 

試験を終えて

基本情報技術者試験は午後が難しかったです。

特にアルゴリズム。捨てる決断をしたからこそ、合格できたと感じています。

 

私は試験の3週間前には、アルゴリズムを捨てていました。もし最後までアルゴリズムを勉強していたら。もしかしたらアルゴリズムをマスターしていたかもしれないし、またはアルゴリズムに時間を費やしすぎて不合格になっていたかもしれない。

おそらく基本情報難しすぎ、、となって3回目の受験も諦めてしまったと思います。

 

今回私は「アルゴリズムを捨てる」という選択をしましたが、この方法がみなさんに通用するとは思っていません。捨てるには他の分野で100点を取ってやる!という相応の覚悟が必要です。

 

みなさんの勉強に少しでも参考になればと思います。

試験頑張ってください!